女性の体にうれしい成分が豊富に含まれていることから、「奇跡のお茶」ともいわれているルイボスティー。
妊活に良いという話を聞いたことがある人も多いかもしれません。
妊娠前に飲むことでどんな作用がもたらされるのでしょうか。
また、なぜ妊活に良いといわれているのでしょうか。
妊活中(妊娠前)にルイボスティーが良いといわれる理由
ルイボスティーが妊活に良い理由を知らない方も多いかもしれません。
主な理由として以下が挙げられます。
妊活をサポートする栄養素が豊富に含まれる
妊娠前にルイボスティーを飲むと良いとされるのは、妊活をサポートする成分が豊富に含まれていることが理由の一つです。
ルイボスティーに含まれている主な成分は、女性の体に不足しがちな「リン」「鉄」「カルシウム」「マグネシウム」「銅」「亜鉛」など。
さらにフラボノイドなどの酵素がたくさん含まれています。
体の老化を引き起こす原因の「活性酸素」を強力に除去してくれるのが酵素です。
女性の体ならではの「黄体機能不全」や「生理痛」「不妊症」を防いでくれる酵素や、不足しがちな成分が、ルイボスティーにはたくさん含まれているというわけです。
基礎体温の改善が期待できる
妊活において、妊娠しやすい体をつくることはとても大切です。
まずは体の血行を良くして基礎体温を上げて冷え性を改善する必要があります。
ついつい毎日飲んでしまう紅茶やコーヒーですが、これらには多くのカフェインが含まれています。
ルイボスティーにはカフェインが入っていないうえ、冷え性を改善するビタミンやミネラルが豊富に含まれているので、毎日安心して飲むことができます。
女性ホルモンを活性化させる
美肌や体調管理、妊活などに必要不可欠といわれる女性ホルモン「エストロゲン」には、子宮内膜を厚くして受精卵を迎えやすくする働きがあります。
このエストロゲンを活性化させるのがルイボスティーに含まれる「亜鉛」です。
亜鉛はなかなか食べ物からも摂りにくいので、意識して摂取する必要があります。
また、ルイボスティーに含まれる多くの酵素の抗酸化作用やストレス緩和作用が、ホルモンバランスの乱れを整えてくれます。
活性酵素を抑える働きがある
ルイボスティーには、体内で発生した活性酸素を除去する抗酸化作用の働きを持った、活性酸素が含まれています。
活性酸素は卵子や精子を酸化させ、老化させます。
健康で若々しい卵子や精子を保つことは妊活には必要不可欠です。
妊娠前のルイボスティーには妊娠の効果はある?
女性の体にうれしい効果がたくさんあるルイボスティーですが、薬ではないので、妊娠の効果があるとは言い切れません。
また、ルイボスティーを飲んですぐに妊娠できるという即効性があるわけでもありません。
ただし、前述のように妊娠しやすい体をサポートするための作用はたくさんあるので、飲み続けることで体質が改善し、妊娠できやすくなるという可能性は十分あると言えます。
赤ちゃんが欲しい、と思ったら、まずは自分で手軽にできる妊活のひとつと考えて、毎日飲むお茶をルイボスティーにしてみるのはいかがでしょうか。
妊娠をサポートするルイボスティーの成分
ルイボスティーは美容や健康はもちろん、妊活にもおすすめの理由は理解できたけど、主にどんな成分が入っているのか知りたいところですよね。
次からは、特に女性の体や妊活に効果的な成分をご紹介します。
ポリフェノール
ルイボスティーは濃い茶色をしていますが、これはポリフェノールが豊富に含まれているためです。
ポリフェノールには高い抗酸化作用があり、これが妊活に良いといわれる理由の一つ。
ポリフェノールには、老化を防ぐアンチエイジング効果が有名ですが、卵子の老化を防ぐ働きもあるといわれています。
SOD酵素
体内で発生する活性酸素を抑える働きの抗酸化作用があるのが、SOD酵素です。
この抗酸化作用こそ、ルイボスティーが妊活におすすめされる大きな理由です。
ルイボスティーにはSOD酵素が豊富に含まれています。
卵子や子宮が活性酸素で老化してしまうのを防いでくれるので、妊娠しやすい体をつくるために大切な役割を担ってくれるのです。
ミネラル
ルイボスティーには、他のお茶よりもマグネシウムやカリウムなどのミネラル分を多く含んでいます。
ミネラルには、あらゆる老化を招く活性酸素を防ぐ効果があるので、当然卵子や子宮を若々しく保つ役割も。
ミネラルは不足しやすいので、サプリメントという手段もあるのですが、毎日飲むお茶で豊富なミネラルを、吸収しやすい状態で補給できたらうれしいですよね。
昔からルイボスティーが「奇跡のお茶」といわれる所以がここにあるのです。
亜鉛
脳や皮膚、骨や内臓など、人間の体の臓器の多くに存在し、タンパク質の合成に大切な役割をする亜鉛。
体を健康に保つ新陳代謝やエネルギー代謝、ホルモン分泌や免疫力を正常にする成分ですが、なかなか食べ物から摂取するのは難しく、さらに排出されやすい成分でもあります。
ルイボスティーなら無理なく亜鉛を摂ることができます。
妊活におすすめのルイボスティーだけど飲み過ぎには注意
ルイボスティーに含まれるポリフェノールは妊活に良いといわれていますが、妊娠中に飲み過ぎることで赤ちゃんに疾患が見つかったといった例もあります。
妊娠前の場合だと、お腹が緩くなったり胃痛を引き起こすといったこともあるので、飲み過ぎには注意しましょう。
1日に摂取する量は1~2リットル程度がよいとされているので、それを目安に飲んでみてください。但し、妊娠中は1日の目安を1リットルまでにしてください。
摂取量が少なすぎても効果が出にくいので、適量をまずは1か月は続けてみましょう。
さらに有効成分のポリフェノールは、熱湯で15分程度煮出さないと成分が抽出されにくいので、ルイボスティーをいれる際にはしっかり煮出してからホットやアイスで楽しんでください。
妊娠前の女性はルイボスティーを試してみよう
妊活中は、さまざまな情報や噂に気を取られがちになります。
しかし、溢れすぎる情報に振り回されてしまうと深刻なストレスになりかねません。
それではせっかく妊活をしているのに本末転倒ですよね。
まずは毎日飲むお茶を妊活に良いとされるルイボスティーに変えてみて、自分ですぐ気軽にできる妊活から始めてみましょう。